ゴキブログ一覧
2014 .7.31
セスジシミ短命
Ctenolepisma lineate which finished ephemerally.
採集してから1ヶ月ともたなかった.
原因不明.
気がついたら,僅かに脚を動かせる状態まで衰弱していた.
水も2日に1回,餌も数種入れていたのだが.
害虫も,なかなかデリケートな種が多い.
また採集しようと思うが,室内に設置したトラップには,全くシミ類は捕まらない.
不思議な生き物だ.
2014 .7.30
Eucorydia sp.
Eucorydia sp.
小型だがメタリックに輝き,綺麗な種.
のそのそ歩いてくれると,ゴキブリの汚名を回復できそうだが.
動きは素早く,この素早さはやはりゴキブリを連想させる.
幼虫は,典型的なゴキブリ型.
2014 .7.29
トビズムカデの産卵・・・・・
Laying eggs of Scolopendra subspinipes mutilans.
昨日,産んでいるとは思わず,いつもの手荒さでケースを引っ張り出したら・・・.
で,今日,いなくなっていた.
本当に・・.
2014 .7.28
蟻?
Ant?
いいえ,Hemithyrsocera histrio 1齢幼虫です.
蟻に擬態する昆虫は他にもクモ類,甲虫類,カマキリ初齢幼虫にも見られます.
蟻って結構恐れられる生き物なんですね.
床換えのワンシーン.
2014 .7.25
粘着はがしクマネズミ出産
It gives birth the black rat captured by the adhesion trap and immediately after removing.
剥した時,外観で妊娠していると思われた.
触診でも胎児が幾つか確認できるほどの状態であった.
少しでも安定してから生まれると良いと思っていたが,思うようには行かない.
出産最中.
その後,1日は保育しているのを確認したが,消えた.
2014 .7.24
粘菌大発生
Dictyosteliales large generating
過去に何度も発生している不思議な生き物.
キイロタマホコリカビなのかな^と思うのだが,正体は不明.
毎回,クチキゴキブリやオオゴキブリのケースで発生,防虫シートを難なく突破しこのように花咲く.
蓋裏.
発生土表面.
綺麗なのだが,この後放置すると乾燥して硬くなり,ホコリタケゆえの胞子だまりとなり,下手に除去しようとすると,大変な煙幕地獄と化す.
そのため,今回は早めに除去しようと思ったが,この状態での除去は粘って上手く行かず,挙句に流しを詰まらせてしまった.
2014 .7.22
ヒメクロゴキブリその後
The situation of the after that of Chorisoneura nigra
幼虫が多数得られた事で安心して,少し観察を怠ったらこの始末.
カビにより餓死した模様.
残ったのは幼虫2匹のみ.
ペアであれば良いが,なんとも・・・・.
おそらく生き残れば羽化は8月頃と思われる.
その頃のブログをお楽しみに.
2014 .7.18
シャボーセリン飛んだ
Syabooserin(Gyna lurida) flew.
良く飛びます.
舞い上がります.
現地では,灯火採集が出来るでしょう.
ただし,雌は飛ぶところを見たことありません.
2014 .7.17
コスタリカ持ち直し
Recovery of Panchlora sp.Costa Rica.
ゴキブリの飼育失敗による,個体数の減少後の復活に関して.
減っても個体は健全で,1ペアさえ残れば,何でもなかったかのように増える種と,体長を崩し,複数いても持ち直さない種との2パターンあるような気がする.
基本は丈夫な種なのだろう.
美しい.
2014 .7.16
アマミモリゴキブリ 1齢幼虫
First instar of Episymploce amamiensis
本種も飼育開始から丸5年経過し,普通であれば累代適応グループが出来ていると思うのだが,壊滅のスイッチは絶えず受け継がれているようだ.
が,卵鞘は孵化したので,まだいけそう.
ここで安心すると,この後またやってしまいそうなので,明日も確認しておこう.
2014 .7.15
オガサワラウスヒラタゴキブリも崩壊?
Onychostylus pallidiolus boninensis is also wiped out?
問題ないと思っていた本種だったが,見ると幼虫が死亡している.
数も半端ではない.
しかもショックでピンボケ.
やっちまっいました.
こいつだけは,絶やしてはいけないといつも考えていたのに.
原因は,たぶん餌にカビが繁殖したことによる餓死.
隅々まで探して見つけた生存虫は幼虫8匹!
ショックだが,他のメンテに取り掛かることに.
とすると,下の棚から別のケージが.
てな訳で,前回床換えの時,こんなことも想定して,古いセットを別ケージにそっくり移設してあったのを思い出しました.
こちらは,各齢の大小幼虫が沢山生き残っておりました.
備えあれば何とやら.
いやー,よかったよかった.
本系統は,絶やすと簡単に入手出来ないのでほっとしました.
2014 .7.14
オオモリゴキブリ残り1ペア
Symploce gigas gigas used as pair.
気がついたら雌はこの1匹.
雄も1匹.
運よく現在雌雄とも成虫なので,奇跡の回復を祈りたいと思う.
ここの所,国内野外種は,このような状態になる種が続出.
管理を見直す必要がある.
2014 .7.10
ヒトスジシマカ来社
Aedes (Stegomyia) albopictus comes to our office.
帰社して座ろうと思ったら,椅子から待ってたとばかりに飛び立った.
すぐに処理しようと思ったが,結構まとわり付くので吸血シーンの撮影と思い,少しねばったが,見失いそうな雰囲気になってきたのでやむなく御用.
ひたい.
少し見苦しいが,あまり見ないでしょう.
手のほうにも.
ヒトスジシマカの発生源は,家の周りの小規模な水溜り.
マンションではあまり発生しないが,一戸建てでは多い.
駆除は,成虫対策は蚊取りマットなど.
幼虫は,花立,空き缶,古タイヤ,竹の切り株,植木鉢の水受けなど.
気がついた水溜りは捨てましょう.
2014 .7.9
クマネズミ小笠原系統久しぶりの出産
The delivery of a black rat Ogasawara strain long time
ビルなどでは難防除といわれているクマネズミだが,人工的に繁殖させるのは結構大変.
この系統も,一度崩壊しかけたが,何とか6匹の仔を得ることが出来た.
この後も,気は抜けないが,何とかなるだろう.
2014 .7.8
マンソン裂頭条虫
Spirometra erinaceieuropaei.
内田先生の部屋を訪れた際,テーブルの上にあった物体.
私が学生時代,卒論で虫卵の感染実験をした記憶がよみがえった.
私が扱っていなのはプロセルコイドと呼ばれる仔虫.
ケンミジンコへの感染実験であった.
本種は,終宿主のイヌ,ネコの小腸に寄生し,糞便より虫卵を撒き散らす.
ヒトにもヘビの生食等で感染例が確認されている.
一般的には,ヘビ嫌いのヒトが大半なので,そんな物を生で食おうなんて考えるヒトはほとんどいないと思われるが,管理されていない生き物を食うときは火を通してから食べましょう.
2014 .7.7
ワモンゴキブリ猛繁殖
Uncanny propagative power of Periplaneta americana
実験に使わないと,ただ増えるだけとなっているケージ.
ゴキブリも不衛生な環境は似合わない?
2014 .7.3
セスジシミ来社
Ctenolepisma lineata came to our office.
2年前に見たのが最後の記録である.
その後,トラップなどを仕掛けてあったが,捕獲されたことはなかった.
それが,こんなに身近に.
しかも,夜食を食おうと割り箸を取ろうとしたら眼が合った.
ラッキー.
シミにしてみれば不幸?
さて,メスだろうか?
次回,室内探索を行なう予定.
2014 .7.2
チャバネゴキブリ交尾2
Copulation 2 of a German cockroach.
身近な昆虫.
チャバネゴキブリ.
しかし,飲食店・食料品関係ではない人にしてみると,意外と見る機会が無いのではないかと思う.
それはそれで,全然OKという人が大多数だと思うが.
左が雌.
右が雄.
2014 .7.1
事務所に出没したクマネズミ
The black rat which haunted the office.
この建物にもクマネズミがやって来ました.
駆除会社の建屋に侵入するとは大した度胸.
それに免じて,また,幼獣であることも鑑み,釈放した.
次に来たら研究材料としてやろう.